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20.3 血液サラサラのために
参考文献:血液サラサラ料理[39]。
血液がサラサラしている事は一般的に望ましい事であると言われている。
- サラサラに関係するもの:血液中の水分、血液中の脂肪、血液中の糖分
- イワシ、サバなどの青背魚は、EPA、DHAの不飽和脂肪酸を多く含むので、サラサラに効果がある。これは速効である。
- 活性酸素に効果があるものは良いと言える。抗酸化作用を持つ物資としてポリフェノール類が知られている。野菜や果物はこれを含む。ビタミンCやビタミンEにも抗酸化作用がある。
- 同じ魚、野菜でも旬のものは効果が大きい事が実証されている。
- タマネギはプロピルメチルジスルフィド(涙が出るもの)とケルセチン(苦味)という2種類の良い成分を含む。
- タマネギやねぎは切ってから1時間放置すると、酵素の働きにより、サラサラ効果が飛躍的に増大する。
- 緑黄色野菜は理想的な食材である。
- 炒め物に使う油で、植物性のものは効果がある。オリーブ油のオレイン酸、シソ油やエゴマ油に含まれるアルファレノレン酸、ゴマ油や紅花油に含まれるリノール酸は効果がある。リノール酸は取り過ぎてはいけない。
- 緑茶はカテキンとビタミンCを含むので、効果がある。
- ポリフェノールを多く含む食材:赤ワイン、カカオ、大豆中のイソフラボン、そば中のルチン、ゴマ中のリグナン、ほうれん草やブロッコリー中のケルセチン、カレー粉中のクルクミンなど。
- 黒豆の色素(クリサンテミン)はアントシアンの一族であり、血液サラサラ効果が高い事が判明。黒豆の煮汁を飲むと良い効果がある。
- コレステロールは眠っている間に作られるので、寝る直前の食事はよくない。
- 含まれるEPAとDHAの量により計算した魚介類のサラサラランキング:食材100g中に含まれるEPAとDHAの合計が1gの時を500点とする。
しめサバ 2440
本マグロ(トロ) 2330
スジコ 2260
ハマチ(養殖) 1850
サンマ 1700
ブリ(天然) 1340
イワシ缶 1330
イワシ 1270
サバ缶 1120
サバ 1100
鯛(養殖) 1070
ウナギ蒲焼き 1010
シシャモ 840
ニシン 820
さけ缶 660
カツオ(戻り) 600
ヒラメ(養殖) 440
鯛(天然) 390
ジャコ 370
サケ 320
アジ 290
ヒラメ(天然) 260
ちくわ 220
ウニ 210
カキ 100
かまぼこ 100
卵 80
タコ 60
カツオ 50
ホタテ 50
クルマエビ 40
タラ 30
- アスピリンの効果に換算して計算した野菜と果物のサラサラランキング:食材100g中に含まれるこの野菜点はビタミンやミネラルを含んでいない、ひとつの目安と考える。
500点:ほうれん草、青じそ、パセリ、にんにくの芽、青ねぎ、ラディッシュ、にんにく
200点:トマト、長ねぎ、カイワレ、にんじん、ワケギ、グリーンアスパラ、アサツキ、バジル、インゲン、ニラ、シシトウ、大根の葉、春菊、カブ、甘夏、メロン
100点:タマネギ、サラダ菜、ピーマン、クレソン、セロリ、ブロッコリー、絹さや、ミツバ、グリーンピース、山椒、レモン、イチゴ、グレープフルーツ、はっさく
50点:大根、カブの葉、しょうが、きゅうり、レタス、チンゲンサイ、カリフラワー、モヤシ、サツマイモ、しいたけ、柚子、スダチ
20点:なす、たけのこ、小松菜、白菜、里いも、シメジ、スイカ、伊予柑
10点:かぼちゃ、新たまねぎ、みょうが、パブリカ、蓮根、枝豆、ごぼう、ソラマメ、じゃがいも、長いも、アボカド、オレンジ、ミカン、リンゴ、柿、パイナップル
2点:キャベツ、ワラビ、オクラ、バナナ、ナシ、ビワ
- 一日に1000点以上の摂取を目標とする。半分は野菜でとりたい。毎日続ける事が大切。
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Kozan
平成28年2月8日