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19.6.1 酸化反応

食品と酸化反応とは深いかかわりがある。酸素と結びつけば酸化であるが、定義を拡張して、酸化とは基本的には、酸化数が増える事とする。これをもう少し具体的な例で表すと、ある分子が水素を失う事は酸化、逆にある分子に水素が付加されれば還元となる。また、電子を失えば酸化と呼ぶ。食品の場合には、酸素と結びつく基本的な酸化反応は、果物のビタミンCが酸化されてしまうとか、ポリフェノール系の物質が酸化により褐変を示すなどの好ましくない現象と言える。食品の酸化反応には、酵素が関与する場合(褐変やビタミンC)と酵素は関与しない場合(油脂の酸化)がある。
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Kozan 平成28年2月8日