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10.124 淡雪豆腐(特・推薦)

参考:『豆腐百珍』
材料2人前:豆腐1丁、山芋300g、卵白2個分、カツオ出し汁400cc、醤油大3
  1. 山芋300gはおろして、卵白2個分を入れて、よく混ぜる。
  2. カツオ出し汁400ccに醤油大3を入れて、熱する。
  3. 豆腐(木綿)1丁は7〜8mm角の拍子切り(うどん豆腐)。
  4. 湯300cc程度をわかし、葛(片栗粉)でとろみをつけ、葛湯をつくる。
  5. 豆腐を葛湯で適度にあたためてから、水気を切って、器に盛る。
  6. 沸騰した出し汁に、玉杓子でとろろ1杯分を入れ、ふんわりとふくれたら、豆腐の上にかける。
  7. コショウ、あるいは海苔の粉末をかけて食す。
美味しい。『豆腐百珍』[15]には「薯蕷(いも)かけ豆腐」を淡雪と呼ぶとある。原典には分量の記載はないので、適当な分量を参考の為に記した。
簡単に出し汁を作る為に、我が家では、パックになっている「茅乃舍だし」を使う事がある。いかにも「だし」の味がするという場合には、重宝である。
○『絵本江戸土産』の「両国橋の納涼」の図に「阿王由起とう婦」の看板の店が描かれている。この店は、本所尾上町付近(現在の両国橋、本所回向院の近く)にあり、当時は下総国に属していた。そこで、
あわ雪は他国にあるがはんじやうし
と歌われた。
図 10.11: 『絵本江戸土産』の「両国橋の納涼」(部分図 )
\includegraphics[width=8cm]{ryougokubashi.eps}

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Kozan 平成28年2月8日