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18.1 本書の計量について

本書中では計量スプーンは、'大'、'小'と簡単化して表し、計量カップは'カップ'と表した。その分量は以下の通りである。なお、ここに示した調味料等の重量は全て著者自ら計量した値であるが、食品によっては、かさばり具合が多様であるために、かなりの測定エラーを生じてしまう。従って参考値として見てほしい。例えば、200ccのカップを使って砂糖を測る場合と、15ccの大サジを使う場合では、詰め込み具合を同じにする事は難しい。といって、1カップの重量を15ccあたりに換算しても、実際の使い方の分量とはかけ離れてしまう。目安であるという事、最後は舌で確かめる事を覚えておけばよいのではないか。
最近、野菜までグラムで表示するレシピを見かけるが、重量で表す方が、再現性が良いと思う。
味付けがおいしいと感じる範囲の広さは、料理の種類によって異なるらしいというのが、現在の筆者の結論である。したがって、基本的には、記載計量に従い、好みにより変化させるというのが、良い方法と思う。体調により、季節により、微妙な味の好みは変わるものである事を知って、工夫を重ねる事が肝要と思う。家庭で作る場合でも、全体でどのように食べるかを想定する事も必要と思われる。単品で美味しくても、コースの中に入ると、くどくなる場合がある等。

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Kozan 平成28年2月8日